2016年3月 9日 (水)

VirusTotalへアップロードされる機微情報

標的型攻撃等に対する警戒心の高まりから、以前にも増して、VirusTotalを活用される企業が多くなっているかと思います。疑わしいファイルを無料で分析できるため、気軽に使える反面、機微な情報を含むファイルをアップロードしてしまった場合、他の組織に入手されてしまうリスクがあります。いったんVirusTotalにアップロードしてしまったファイルは、それがマルウェアか否かに関係なく、VirusTotal Intelligence(有償サービス)の契約ユーザが自由に入手できることを意味します。

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2015年11月26日 (木)

フリーメールを使った差出人メールアドレスの詐称

標的型攻撃において、攻撃者はフリーメールサービスをよく使うことが知られています。Backdoor.Emdiviのケースでも、*****@excite.co.jp や *****@yahoo.co.jp などのフリーメールアドレスが差出人となっている攻撃メールを多数確認しています。

一方、差出人メールアドレスで取引先ドメインを詐称した標的型攻撃メールや詐欺メールもよく見られます。多くの方がご存じのように、メールヘッダの偽装は極めて簡単なため、詐称メールを送る技術的な敷居は低く、そのためツール類も出回っておりますが、弊社では、ここ最近、一部の攻撃者/犯罪者が“フリーメールサービス”を使って、取引先メールアドレスを詐称していることを、標的型攻撃や詐欺の事案で確認しました。ここで言う「詐欺」とは、取引先になりすまして、送金先口座の変更を依頼する旨のメールを送り金銭を横取りする犯罪などです。以降、読者の皆様の組織における防衛強化のための知見として、詐称の具体的な手口を共有させて頂きます。

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2015年9月17日 (木)

MNCTF2015 WriteUp 回答案

7月に行われたセキュリティコンテスト「Macnica Networks CTF」の解説を公開します。問題サーバは継続して公開しておりますので、どなたでもチャレンジしていただけます。

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2015年6月 8日 (月)

Emdiviを使う攻撃者の素性

世間で大きく報道されているマルウェアEmdivi(エムディヴィ)やCloudyOmega(クラウディオメガ)に関連する件において、被害組織に対する非難の報道が多い一方で、本当に非難するべき対象は攻撃者であり、攻撃者に関する情報がほとんど報道されていないように見受けられます。この状況を少しでも変えるべく、弊社が把握している情報を、差支えのない範囲で共有させて頂きます。

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Macnica Networks Corp.
セキュリティ研究センター

サイバーセキュリティに特化した研究を行うことを目的に2013年4月に開設。

■ミッション

・Threat Research

・Solution Research

・Education
 

小林 靖幸
マルウェアの動的解析と培養を担当。温和な見た目とは裏腹に、休日は鋭い眼光でサイバー空間の監視を行う一人SOCで活動中。好きなデバッガーはx64dbg。

竹内 寛
リバースエンジニアリング(マルウェア解析)を担当。彼の手に渡ったマルウェアはまさに“まな板の上の鯉”と同じ。あとは解析されるがまま。最近の楽しみは、ハイボールを片手に海外ドラマを鑑賞するか、マントノン侯爵夫人に会うこと。好きなマシン語は、EB FE。

柳下 元
リバースエンジニアリング(マルウェア解析)を担当。動的解析では動いてくれないマルウェアの皮を一枚一枚剥がしていく職人技が持ち味。

凌 翔太
CTF、IoTハッキング、マルウェアペンテストツールの開発を担当。Black Hat/DEF CONにてツールを発表。セキュリティキャンプ講師、SECCON実行委員。

政本 憲蔵
インフラ分析とOSINT分析を担当。
Back Orifice/NetBusの時代からRATに興味を持ち現在に至る。好きなことはMaltego Transformの開発とレゴブロック。

BlackHat